映画「葛城事件」このモデルになった事件のことをみなさんは覚えているでしょうか。感慨深い映画なのはタイトルを見ればお分かりいただけるでしょう。その事件について、父親が悪の根源だったのか、それから、この映画のモデルになった事件についても詳しく調べてみました!
目次
葛城事件とは
葛城事件という"映画"をみなさんご存知ですか!?
2016年に公開された映画で、その後2017年1月11日にはBlu-ray&DVDの発売もされた作品なんですが、ストーリーやキャストなどなど!気になる情報などについて詳しく調べてきました。少し前の作品ですが、、、
なぜ、今になってこの作品が話題となっているのか。調べていると、なんだか興味深くて考えさせられるようなことがじゃんじゃん出てきたんです。無差別殺傷事件の背景にある闇を炙り出す、壮絶な家族の物語の真相とは?
葛城事件 ストーリー
葛城事件という映画のストーリーとは?
・普通の家族が、なぜ崩壊し無差別殺傷事件を起こした死刑囚を生み出してしまったのか
・どこにでもありそうな郊外の住宅地。ボソボソと「バラが咲いた」を歌いながら、葛城清(三浦友和)は、古びた自宅の外壁に大量に落書きされた「人殺し」「死刑」などの誹謗中傷をペンキで消す。
・やがて庭へと移動し庭木にホースで水を撒きながら、この家を建てた時に植えたみかんの木に生(な)る青い実に手を延ばす。
・親が始めた金物屋を引き継いだ清は、美しい妻・伸子(南果歩)との間に2人の息子も生まれ、念願のマイホームを建てた。思い描いた理想の家庭を作れたはずだった。
葛城事件 ストーリー②
葛城事件という映画のストーリーとは?続き。
・しかし、清の思いの強さは、気づかぬうちに家族を抑圧的に支配するように。
・長男・保(新井浩文)は、子供のころから従順でよくできた子供だったが、対人関係に悩み、会社からのリストラを誰にも言い出せずにいた。
・堪え性がなく、アルバイトも長続きしない次男・稔(若葉竜也)は、ことあるごとに清にそれを責められ、理不尽な思いを募らせる。
・清に言動を抑圧され、思考停止のまま過ごした妻の伸子は、清への不満が爆発し稔を連れて家出。
・そして、迎えた家族の修羅場。葛城家は一気に崩壊へと向かっていく。
葛城事件 キャスト
葛城事件という映画のストーリーを読まれていかがでしたか!?
やっぱり、映像で見ないとハラハラドキドキする感覚は得られないかもしれませんね。
でも、文章で読んでみて、より一層見たい気持ちが大きくなっていませんか?
さらに!キャストを見るともっと見たくなりますよ!?(笑)
葛城清役:三浦友和
・1952年1月28日生まれ、山梨県出身。
葛城伸子:南果歩
・1964年1月20日生まれ、兵庫県出身。
葛城保:新井浩文
・1979年1月18日生まれ、青森県出身。
葛城稔:若葉竜也
・1989年6月10日生まれ 東京都出身。
星野順子:田中麗奈
・1980年5月22日生まれ、福岡県出身。
葛城事件 実話なのか?
葛城事件という映画は、実話なのか。
過去に
・大阪教育大付属池田小学校殺傷事件(犯人は死刑執行)
・秋葉原歩行者天国通り魔事件(犯人は死刑確定)
・土浦・荒川沖駅連続殺傷事件 (犯人は死刑執行)
・下関駅通り魔事件(犯人は死刑執行)
・池袋東急ハンズ前通り魔事件(犯人は死刑執行)
映画版"葛城事件"に当てはまる内容や犯人、加害者家族などを割り出し、探せばどの事件がモデルか判明します。
・抑圧的支配
・精神科病院
・死刑囚
・獄中結婚
・死刑制度反対
・自殺
これらに基づくと、大阪教育大付属池田小学校殺傷事件を起こした宅間守元死刑囚とその家族がモデルではないか?と思いますね。
葛城事件 附属池田小事件
葛城事件について、"附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)"と聞いて、ピンとくる方が果たしてどれくらいいるのでしょうか。
2001年(平成13年)6月8日に大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で発生した小学生無差別殺傷事件のことである。
場所:日本 大阪府池田市大阪教育大学附属池田小学校
日付:2001年6月8日
標的:小学生
攻撃手段:包丁
死亡者:8人
負傷者:15人
対処:死刑
本事件の犯人・宅間 守(たくま まもる)元死刑囚は、以降“宅間”と呼称する。
なんとも卑劣で残酷な事件です。
葛城事件 その後の対応
葛城事件の映画のモデルとなった"附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)"について。
犠牲者に対する対応:この事件で死亡した2年生7名は、2006年に同級生と共に特別に卒業証書を授与され、「小学校を卒業」という形になった。さらに、2007年にはこれと同様に、死亡した1年生1名に卒業証書が授与された。また小学校を管理する文部科学省は、被害者遺族らに総額4億円の慰謝料や賠償金を支給した。
しかし、今のご時世なんでもかんでもお金で解決することが増えてきていますが、そんなお金で遺族の心の傷は癒せませんよね、、、
葛城事件 学校側の対応不足
葛城事件の"附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)"について。
学校側の対応不足:文部省(当時)は、1999年に京都市立日野小学校で発生した京都小学生殺害事件の後に「安全管理に関する通知」を出しているが、附属学校を設置管理する文部省および大阪教育大学では、各附属学校の安全措置の状況を把握していなかった。通知に関しては、教官に対して一度口頭で伝えたに留まり、それ以外の格別の対応をとっておらず、事件当日も不審者に対して、教官による十分な対応がされていなかったことが、被害児童の救助の遅れや犯人逮捕の遅れにつながった。
葛城事件 学校側の対応不足②
葛城事件の"附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)"について、学校側の対応不足の続き。
犯人を取り押さえてから警察による犯人逮捕までの間、学校側による状況把握ができず、管理職や教務主任は混乱の中で事件の全容をつかめなかったほか、組織的な対処行動(児童に対する組織的な避難誘導、救命活動、搬送処置など)ができなかったため、死亡した8名の児童は20分前後も放置されてしまった。混乱の中、教員が救急車に乗らず児童に付き添わなかったため、保護者への児童の搬送先病院の連絡も遅れていた。
葛城事件 学校側の対応不足③
葛城事件の"附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)"について、学校側の対応不足の続き。
事件直後、ある死亡児童の保護者は、早い段階で来校したにもかかわらず、学校内で負傷していた児童に会うことも付き添うこともできなかった末、自力で探し回った病院で死亡した我が子と対面することとなった。さらに事件後において、学校からの説明や弔問が遅れただけでなく、教員の心ない表現、発言および行動が遺族の心を大きく傷つけた。
こんな対応だからこそ学校は安全な場所ではないとか、教師が責められることになるんですよね。
葛城事件は、宅間守の父親の影響かもしれないのまとめ
葛城事件=附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)について、さまざまな噂などもあるかと思います。
しかし、そもそもこの事件を起こすきっかけになったのは、過去をたどると父親の影響なのかもしれません。
それはなぜなのか、調べてみたんですが、、、
宅間の父親は、家族全員に対して激しい暴力をふるっており、宅間自身も父親から厳しく接せられていた(なお、父親自身も放任されて育っていた様子である)。宅間は暴力をふるう父親を憎悪し、寝ている間に包丁で刺殺してやろうと思ったこともあると述懐している
これがそもそもの発端でしょう。